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三崎漁師の想い

じじいの術で佐田岬の宝物を孫子の代まで

愛媛県は佐田岬、その最西端にある西宇和郡・旧・三崎町。
三崎の漁師には、こんな格言があります。
「じじいの術で佐田岬の宝物を孫子の代まで」
速吸の瀬戸(はやすいのせと)(※1)
と呼ばれ、三つの潮流が行き交う豊予海峡は、日本屈指の豊かな漁場として知られています。
だからといって乱獲を繰り返すと、必ず自然からのしっぺ返しをくらいます。
この豊かな漁場は、自分たち世代だけのものではない。
自分のじぃちゃん世代がそうしてきたように、子々孫々まで守り育むことこそが、我ら三崎漁師の努め。

日本屈指の豊穣な漁場を、遠い将来まで守り育む。

三崎の漁師全員が、この想いを胸に抱いて漁をしています。
※1) 豊かな漁場「速吸の瀬戸(はやすいのせと)」の詳細はこちら → 三崎漁協ホームページ

自然派漁法へのかたくななこだわり

「海を子孫に残すために、守るべき伝統の漁法。」

豊かな漁場を後世まで守り育むための知恵として、三崎の漁師は、先祖代々受け継がれた、昔ながらの自然派漁法にかたくなにこだわっています(※2)。

・一本釣り漁
撒き餌は一切使わない(海を汚し魚も生臭くなるため)。魚にストレスを与えず釣り上げる匠の技。
・素潜り漁
規格未満の小さなものは海に返す、漁期を半年にすることで貝たちの成育を妨げない。
・延縄漁
フグ漁。フグ以外の魚に極力網を当てない、ピンポイントの縄漁。漁獲してすぐ歯を切り手早く腹から空気を抜く。
・刺し網漁
伊勢エビのための昔ながらの網漁。海がシケた闇夜こそ絶好のチャンス。

この自然派漁法によって、「地物(じもの)」「天然物」にこだわった漁が、ごくごく当たり前の「結果」として実現できている地域、それが三崎なのです。
まりーな亭では、こうした三崎の漁師の「想い」をそのまま店の想いとして日々営業しています。

鮮度を保つための一工夫

消費者の方に最高の状態でお届けするため、三崎漁協では、魚を一旦、漁港の池間(いけま)で落ち着かせてから活け〆め(いけしめ)するという手間をかけています。
(ストレスを与えていないぶん、血が回ってなくて鮮度が長持ち)